ジョイントコンサート《2023年11月9日》
小泉訪朝から20年経ってもめぐみさんが帰国できていないことを憂いた(株)燗屋がお話しくださり、本年8月2日〜14日に日本橋燗屋で「めぐみちゃんと家族のメッセージ」横田滋写真展を開催しました。
この写真展に お越しくださった尹徳敏駐日韓国大使の「韓国にも沢山の拉致被害者がいます。拉致問題の解決のために共に 協力していきましょう。」とのお言葉をきっかけに、11月9日に大使公邸にて在京の各国大使夫人などをお招きして、ジョイントコンサートを開催しました。
韓国大使館に於いて拉致問題に関連した集会やコンサートを開催したのは初めてのことで、あさがおの会としても大使館でのコンサートは初めてのことです。
韓国側は脱北した 世界的ピアニスト・金哲雄(キム・チョルウン)氏のピアノ演奏を、日本側はめぐみさんの同級生でヴァイオリニストの吉田直矢氏と共に映像と演奏のコラボレーションにてヴァイオリン演奏をお届けし、30名あまりの観客にご鑑賞戴きました。

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開催に先立ち尹徳敏駐日韓国大使からご挨拶を頂戴しました。<ご挨拶 抜粋・要約>
Korean ambassador 私は就任以降、拉致被害家族と会い、あさがおの会主催の写真展にも訪れました。このような悲劇を生きなければならなかった家族に会い、かつては幸せだった家族の写真を見るのは、本当に心が痛み、深い悲しみに襲われました。
拉致問題と北朝鮮の人権問題を解決するためには、韓国と日本は緊密に協力しなければなりません。そのためには幅広い関心と支持を集める必要があります。本日の集りは、そのために企画されたものです。本日の彼らの演奏=世界共通の言葉である音楽を通して、私たちが拉致問題や北朝鮮の人権状況をより深く理解し、共感することを願っています。
加えて、めぐみさんをはじめとする全ての拉致被害者が「ただいま」と言える日を待ち望んでいます。
横田早紀江さんにはビデオメッセージをお寄せ戴きました。

コンサート後のレセプションにて、ご出席くださった多くの大使夫人に拉致問題解決に向けた国際社会の理解と同様の啓発行事開催への協力を求めました。米国大使夫人からは拉致問題の解決には日韓の協力が不可欠であると諭されました。
近年の日韓関係を考えると日韓で協力して事に当たるには、尹大統領並び尹大使がご在職のいまが絶好の時期であり、日本政府にはいまこそ韓国政府と緊密に連携を取って拉致被害者の帰国実現に邁進することを希望します。また、韓国側にコンサートの話を持ちかけてから開催が実現するまでのスピードには目を見張るものがあり、46年解決せずにいるめぐみさんの拉致をはじめとするこの問題に、スピード感を持ち、一刻も早い親の世代と拉致被害者の再会実現をお願いしたいと思います。
開催にご尽力くださいました韓国大使館、お忙しい中ご出席くださいましたみなさまに改めて感謝いたします。
今後共、めぐみさんの帰国実現に向けご支援をお願いします。

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