あさがおの会について
あさがおの会は2003年5月に横田夫妻と同じマンションに住む川崎市の住民有志が夫妻の活動をサポートするために設立した団体です。
署名簿の整理や新聞スクラップブック作成の手伝いなど身近なことを柱とし、横田ご夫妻が各国ご訪問の際や親書送付の際などに資料作成をお手伝いしたり、米国や中国を初めとする十カ国の大使館を訪ね拉致被害者救出に向けた協力を直接訴えるなど様々な活動しています。
あさがおの会では、写真を通じてめぐみちゃんや横田夫妻を身近な存在として感じてもらいたい、拉致がごく普通の家族に突然起こった出来事であることをわかって欲しいとの思いから、2005年11月を皮切りに『めぐみちゃんと家族のメッセージ〜横田滋写真展』を九州から北海道に至る各地とジュネーブ・ニューヨークで開催して参りました。
現在も定期開催を行うことによって、拉致問題を風化させない取り組みを行っております。
2006年からは、より多くの方々にご覧戴けるようWEB上でVR写真展としても開催を継続しております。
上記のような大規模な写真展のほか、写真パネルセットの貸し出しをすることによって規模の小さい写真展を皆様のお力をお借りして全国各地で開催しています。
2008年には、短編映画「『ただいま』の声を聞くために」を完成、学校を中心に上映戴いております。
翌年には英語版”Abducted by North Korea〜Megumi,13 years old〜”もリリースしました。
2009年には、失踪事件とされていた拉致発生当初から現在に至る拉致問題の経過を新聞記事で綴った「記事でたどる拉致問題」展を開催。その後、写真展にて併催するほか、国や地方自治体の行事などでも展示を行っています。
2010年には、座談会「拉致被害者の早期救出を願って〜私たちは今何をすべきか」を催し、その様子を動画配信しております。
2011年6月には全国の支援団体など45団体と多くの個人の皆様のご協力を得て「全国統一署名活動」を行い、膠着した拉致問題を一刻も早く解決するよう訴えました。
12月には国会(衆議院第2議員会館)に於いて写真展を開催し、野田総理(当時)にも来場戴きました。この際全国統一署名活動で集まった署名簿を野田総理に直接お渡しして被害者の早期救出をお願いしました。
2012年には神奈川県・横浜市・川崎市・相模原市にご共催戴き、ALL神奈川署名活動を3ヶ月に渡って展開、市民自ら署名を集める1歩踏み込んだ活動を広く呼び掛けました。集まった署名簿は共催自治体の首長と共に拉致問題担当大臣に直接お届けして被害者の帰国に繋がる施策をお願いしました。
2013年からは横田めぐみさんの同級生でヴァイオリニストの吉田直矢氏とタッグを組み、『映像と演奏のコラボレーション』の活動を始めました。吉田氏の情熱溢れる演奏と共に背景としてめぐみさんの成長の記録を中心とした映像をご覧戴くことでより一層強く訴えると共に、音楽を介することで、いままで拉致問題に関心を寄せてこなかった方々にも活動の輪を拡げています。
2014年には再度国会(衆議院第1議員会館)に於いて写真展を開催し、安倍総理にも来場戴き、政府と国会に対して拉致被害者の即時帰国実現を訴えました。この開催では、在京の各国大使・特使・外交官もお招きし、国際社会へ理解と協力を求めました。
2015年には国会周辺を「沈黙の行進」をすることで拉致被害者の帰国実現を訴え、外務、拉致問題担当の両大臣、衆参の拉致問題特別委員長、自民党拉致問題対策本部長、拉致議連会長を横田夫妻と共に訪ね、拉致被害者救出のための要請書を提出しました。
また、高齢になった横田夫妻が遠方まで出掛けずに、お二人の思いを伝える手段としてメッセージビデオ「横田滋・早紀江さんの思い」を制作し貸出を開始しました。各地の支援団体や自治体などにご活用戴いています。
2017年からは新たな写真展のあり方として、極大写真及び写真を多用したポスターやタペストリーを人の多く集まる駅や庁舎などで展示し、(当初『駅ナカ写真展』と称す)見に来なくても目に入る手法を用いることで、拉致被害者家族には時間がないことを広く訴えています。